ポーランド初、カミングアウト議員が市長に就任「劇的な変化を遂げた」

自身が同性愛者であることを公言した、初めてのポーランド議員ロバート・ビードロン氏が、ポーランドの都市スウプスク市長に就任。厳格なカトリック教徒の多い本国で起こったこの異例の当選が話題となっている。
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38歳のこの若き政治家が、2度の選挙戦で市長の座を勝ち取った背景には、“謙虚な政治家”であることに市民が賛同したためだと、ポーランドのニュースサイトRADIO POLANDが伝えている。同サイトのインタビューでロバート氏は「市長が乗車を許されているリムジンは私には必要ありません。どこへでも自転車で行きますよ」と話している。
ロバート氏は同性愛者のための権利を訴える熱心な活動家でもあり、2011年に議員として登場した際にも大きな話題を呼んだ。しかし今回、都市のトップとして市民に選ばれたことで、「厳格で保守的なポーランドが、ここ10年ほどで劇的な変化を遂げたことが証明された」と、BBCなど海外メディアは伝えてる。