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靴のない貧しい子ども達へ…成長に合わせ大きくなる靴を牧師が発明

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貧しい子供たちのために開発された拡張可能なシューズ
貧しい子供たちのために開発された拡張可能なシューズ※World.micにて紹介された画像のスクリーンショット

 貧困のため非衛生的な環境の中、素足で生活することで病気にかかる人の数は毎年莫大な件数にのぼる。そんな中、牧師のケントン・リーは、成長に合わせてサイズを変えられる靴、the Shoe That Growsを開発した。簡単にサイズを大きくすることができ、約5年間の成長に対応できるという。

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 アイディアを思いついたのは、リーがケニアのナイロビでHIVに感染した孤児と教会へ向かっている時だった。「あの時のことは決して忘れません。ある日、孤児と道を歩いていると、僕の隣に白いワンピースの女の子がいました。足下を見ると、彼女には小さすぎる靴を履いていた。そして周りを見渡すと、他にも小さすぎる靴を使っている子が大勢いたのです」とDaily Mailに対しリーは語っている。

 WHO(世界保険機関)によれば、土壌汚染により人々が深刻な疾患にかかる件数は毎年3億件にものぼるとされている。そのうち1万~13万5000件程度が死に至り、ほとんどの場合靴を履くことで防ぐ事ができたという。

 今回の開発に当たりリーとタッグを組んだのは、Proof of Concept社。互いに協力し、前面、側面、後方がそれぞれボタンで拡張できる設計を考案、設計した。靴の価格帯は12ドル~30ドル(約1500円〜3500円)で、注文数に応じて異なるという。The Shoe That Growsはエクアドル、ハイチ、ガーナ、ケニアなど、その靴を最も必要としている国の機関とパートナーシップを結んでいる。

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