めでたし、めでたしで終わらない!予想外のドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』

誰もが1度は耳にしたことがある、有名なおとぎ話のキャラクターたちが織り成すミステリー『ワンス・アポン・ア・タイム』。だが、広く知られているおとぎ話が、そのまま描かれているわけではない。予想外の出来事が起こったり、隠され続けてきた衝撃の事実が明らかになったりと、これらは一例に過ぎないが、物語は驚きに満ちているのだ。そんな予想外の展開に、ハマる人が続出。その一部を紹介していこう。
【関連】大人がハマるファンタジー『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン2特集
まず驚かされるのが、呪いが原因とはいえ、有名なキャラクターが現代に暮らしている点だろう。しかも、白雪姫は小学校の教師、赤ずきんはウェイトレス、『アラジン』のランプの魔人ジーニーは新聞記者といった具合に、普通に働いているのだ。そこにきて、予想外のキャラクターが交わり、想定外の行動を取っていくのだから、驚きは倍増。
例えば、シーズン2では、『眠れる森の美女』のオーロラ姫が目覚めた瞬間、目の前には愛するフィリップ王子と、なんと見知らぬ女性が。彼女の名前はムーラン。そう、あの『ムーラン』の主人公で、男顔負けの腕持つ、優れた女剣士だ。フィリップ王子とは、オーロラ姫が眠っている間、一緒に戦ってきただけあって、確固たる信頼関係が見て取れる。その雰囲気をひしひしと感じるオーロラ姫に、若干の不安が…。このオーロラ姫とムーランという、正反対の女性が初めて顔を合わせるひとコマは、シンプルにさらっと描かれているが、それぞれの嫉妬や不安が垣間見られ、見ている側も、美女2人とイケメン1人の構図に、まさか、ドロドロ系の人間ドラマが!? と、今後の展開が気になってしょうがないだろう。
ほかにも、ルンペルシュテルツキンの過去が明らかになることで、今回のシーズンから参戦する『ピーター・パン』のフック船長との因縁が持ち上がったり、レジーナと彼女の母親コーラの愛憎入り混じった複雑な関係がより鮮明になったりと、予想を超えた驚きの人間ドラマが展開する。特に「愛しているが憎い」というレジーナとコーラの関係も特筆すべき点だ。
三角関係、恋のライバル、浮気、複雑な家族関係等、現実世界は、おとぎ話のように“めでたし、めでたし”では終わらない。それぞれの人生、どのような結末を迎えるのか。予想外の展開から目が離せない。
『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン2第1弾DVD好評レンタル中、デジタル配信中。第2弾は6月17日、第3弾は7月2日にDVDレンタル開始。