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人の “意識” に関する驚きの研究結果が明らかに!

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人の “意識” に関する新しい研究結果が明らかに!※イメージ画像
人の “意識” に関する新しい研究結果が明らかに!※イメージ画像(C)AFLO

 最新の研究結果によれば、意志の力というのは思うより無力なものらしい。私たちは何かを決定する際に、意志、意識がその決定者であると思っている。しかし新しい研究によると、意識は「能動的に感情や反応をコントロールするものではなく、受け身で、様々な考えや感情の媒介者的な役割」だという。つまり意識自体には思う程の力がない、ということだ。

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 6月22日にBehavioral and Brain Sciencesで発表されたこの論文は、心理学の准教授エゼキエル・モーセラと彼のチームによるもので、今回の学説をまとめるまでに10年以上の歳月を費やしたという。その理由として彼は「この結論があまりに人々を混乱させるようなものだったから。人々の『意識の持つ役割』に対する認識をね」と説明する。

 彼の説によると、意識は反射的なものであり、それ自身は思うほど目的を持った存在ではない。人間の心理は、意識を通じて様々な衝動や考え、感情や身体的な動きを経験するので、人々は意識がそういった反応をコントロールできる存在だと思っている。

 しかしモーセラは、意識はいつも単調な処理を繰り返し続けているだけで、それ以上の存在という印象を与えているだけだという。筋肉を動かすなど「自発的な」行動や、目的のある行動のための情報を伝達しているに過ぎないそうだ。

 今回の研究結果は精神疾患の研究に大きく寄与する部分があるとモーセラは言う。「どうして人は持つべきではない感情や考えを持ってしまうのか?それは、意識のシステムでは『持つべきでない感情や考え』というもの認識できないから。感情を生成する機能は『今の感情が自分の考えや、目の前で起こっていることと無関係』ということを知り得ない」と話している。

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