主人公は “恋する火山” !ディズニー/ピクサーが贈る壮大すぎる短編作品、映像公開

ディズニー/ピクサーによるアニメーション映画『インサイド・ヘッド』と同時上映の短編『南の島のラブソング』の特別映像が解禁。火山を主人公に据え、さらに歌でストーリーをすべて表現するユニークな本作。映像では、ハワイアン調の美しい歌にのせ愛する人と一緒になれる日を願う主人公・ウクの姿が描かれる。
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同作は、何百万年もにわたり噴火と浸食を繰り返し形成された巨大な火山の、壮大かつロマンチックなミュージカル・ラブストーリー。本作が初監督となるジェームズ・フォード・マーフィーは「リサーチの過程で、ハワイ島沖にある海底火山の存在を知りました。これらの島は今後1万年から10万年後には海面に姿を現し、最終的にはハワイ島とつながるというのです。壮大な“時間”のスケールに驚嘆した私は、8500万年もの時をかけて1つの火山が辿る“一生”をまとめました」と作品誕生の経緯を振り返る。
“火山のラブストーリー”という着想については「火山情報を集めている間に、私の妹が43歳にして結婚しました。結婚式で妹の幸せそうな顔を見ながら、彼女がどれだけ長い間このハレの日を待ち望んでいたことかと想いを巡らせるうち、火山の一生がまったく違うものに見えてきたのです」と話す監督。「そしてふと、“火山も人間と同じように、生涯運命の人に出会うことを夢見ていたとしたら…”とひらめいたんです」と明かす。
マーフィー監督は自身の手で作詞・作曲を務め、『インサイド・ヘッド』ジョン・ラセター監督にその熱意をアピールし、見事、同時上映作品に採用。「ラセターは、真に壮大と呼べる世界観をCGアニメーションで描くこと、文字通り巨大な火山が主人公という点で、見たことのないスケール感を達成できるのではないかという点に期待を示してくれました」と、採用の決め手について語った。
『インサイド・ヘッド』/同時上映『南の島のラブソング』は大ヒット公開中。