ロブ・ライナー監督夫妻、複数箇所刺された後、数分で亡くなったことが判明
現地時間12月14日に米ロサンゼルスの自宅にて、遺体で見つかったロブ・ライナー監督と妻ミシェルさん。公式死亡診断書で、鋭利な刃物により複数個所外傷を負ったのち、「数分」で亡くなったことが明らかになった。
【写真】3ヵ月前にレッドカーペットに勢ぞろいしたロブ・ライナー監督と妻ミシェルさん&子どもたち
Varietyによると、ライナー監督は12月14日午後3時45分、ミシェルさんは午後3時46分に、それぞれ遺体が発見された模様。死亡診断書には「鋭利な刃物による外傷」を負い「数分以内」に死亡したと書かれており、「他者による」「ナイフを用いた」行為であったことが明記されているようだ。
『スタンド・バイ・ミー』などで知られるライナー監督とミシェルさんは、『恋人たちの予感』(1989)の撮影中に知り合い、1989年に結婚。ジェイクとニック、ロミーという3人の子どもをもうけた。ライナー監督にはまた、元妻の連れ子トレイシーを養子に迎えている。
これまでの報道によると、2人の遺体は、マッサージ師から夫妻と連絡が取れないと報告を受けた娘のロミーによって発見されたそう。その後、32歳の次男ニック・ライナーが逮捕され、殺人等の罪で起訴された。有罪となれば、終身刑や死刑を宣告される可能性があると伝えられる。
ロミーは長男ジェイクは、現地時間12月17日にPeopleを通じて声明を発表。「私たちが経験している想像を絶するような痛みを、言葉で表すことはできません。両親であるロブとミシェルを失うという恐ろしくも悲痛な出来事は、決して起きてはならないことでした。2人は両親であるとともに、私たちの親友でした」と綴り、サポートしてくれた家族や友人ほか大勢に感謝した。
そして「私たちは今、敬意とプライバシーを求めています。思いやりと人間性をもって憶測を控えるようお願いします。そして私たちの両親が、彼らが送った素晴らしい人生と、彼らが与えた愛情をもって、人々に記憶されるよう祈っています」と締めくくっている。
なお、ライナー監督夫妻の遺体はすでに火葬されており、後日、追悼式が行われる予定だという。

