ロブ・ライナー監督夫妻殺害で逮捕の次男が初めて出廷 自殺防止ベストを着用
『スタンド・バイ・ミー』などで知られるロブ・ライナー監督と妻のミシェルさんを殺害したとして、逮捕・起訴された32歳の次男ニック・ライナーが、現地時間12月17日、初めて法廷に姿に現した。
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JusuJaredによると、ニックが法廷に姿を現したのはごく短い時間で、周囲にはガラスの衝立が用意されていたようだ。自殺を防ぐためのベストを着用していたニックは、「迅速な裁判」を受ける権利を放棄するかと聞かれた際に、「はい、裁判長」とのみ答え、いかなる弁解も口にしなかったという。
ライナー監督夫妻は14日午後、米ロサンゼルスの自宅にて、遺体で発見された。Peopleによると、マッサージ師から夫妻と連絡が取れないと報告を受けた娘のロミーが、遺体を発見したようだ。
ロサンゼルス市警は14日夜にニックの身柄を拘束し、15日朝に逮捕したことを公表。第1級殺人罪2件と、複数の殺人を犯したという「特殊事情」の付帯、ナイフ使用の罪に問われており、2026年1月7日に罪状認否が行われる予定。これまでの報道によると、有罪となれば、終身刑や死刑を宣告される可能性があるようだ。
なお、ニックは以前から薬物依存との闘いを公表しており、ライナー監督の2015年の映画『Being Charlie(原題)』は、自身の経験を基に、ニックも共同脚本を手掛けた作品として知られる。

