観月ありさ、新婚生活は「幸せです」夫とうまくいかない人妻役の“元になることはない”

関連 :
女優の観月ありさが20日、主演をつとめる舞台『GS 近松商店』の製作発表会見に、俳優の渡部豪太、劇作家の鄭義信(チョン・ウィシン)と共に登壇。観月は本作の油を大量に使う演出に覚悟を決めた様子を見せる一方、新婚生活について問われると「幸せです」と笑顔を見せた。
【関連】『GS 近松商店』製作発表会見の様子<フォトギャラリー>
ガソリンスタンド「近松商店」を切り盛りする人妻・近松菊子役の観月は、劇中で使う関西弁について「セリフはオール関西弁。私は東京人なので、関西で関西弁の舞台をやるというハードルの高さに恐れおののいております」と不安げな様子。一方、作・演出をつとめる鄭は、本作が近松門左衛門原作の『女殺油地獄』をベースにすることに触れ、「観月さんと渡部さんには油まみれになって頂くのが大前提」とコメントし「(歌舞伎にまつわる)様式美よりも、現代につながる近松の精神性を表現できれば」と意気込みを語る。
鄭の“油まみれ”発言を受け、本作ではキレやすい少年・片岡光を演じる渡部が「台本のト書きにあるんですよね。”油で足を取られる”と一行だけ」と油の使用量について口にすると、観月も「毎回油まみれになるので、衣装がその都度消え物になっていくかもしれない。かなりの量の油を被ることになると思います」とコメントした。
また、プライベートでは今年3月に結婚した観月は、今回の人妻役について「実生活の体験とはちょっと違う夫婦間。今回は旦那さんとうまくいっていない役どころ。距離感がある感じの設定です。実生活からは、そんなに元になることはないと思います」とキッパリ。結婚生活によるプライベートの変化について「本当にあまりない。独身時代と変わらないです」と自身でも驚いているようで、順風満帆の結婚生活に「幸せですね。幸せは感じています」と笑みを浮かべた。
新歌舞伎座の新開場五周年記念舞台『GS 近松商店』は、 9月27日から10月14日まで、大阪・新歌舞伎座にて上演予定。