『シックス・センス』シャマラン監督、新作は“あの”Jホラーから影響?

『シックス・センス』『サイン』『ヴィレッジ』などで知られ、最新作『ヴィジット』(10月23日公開)で7年ぶりに自身のルーツである“スリラー映画”へと原点回帰したM・ナイト・シャマラン監督が、日本のホラー映画から受けた影響について語った。
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シャマラン監督の新作『ヴィジット』は、田舎に暮らす祖父母の家で1週間を過ごすことになった姉弟が、思いもよらぬ恐怖に巻き込まれるホラー作品。全米で公開され、週末3日間で興行収入2500万ドル(約30億円)を突破。「BoxofficeGru」の予測14万ドルを遙かに上回り、製作費500万ドルを初日1日で回収するという、シャマラン映画史上初の大ヒットスタートを切った。
本作では、じわりと迫り来るような恐怖が随所に描かれているが、あるシーンにおいては、映画『リング』の“貞子”を彷彿とさせるとの声も上がるなど、その恐怖の描き方はジャパニーズホラーに通じるものがある。
インタビューの中でシャマラン監督は「日本映画は大好きだしたくさん見ているから無意識のうちに影響されているところがあると思う。日本のホラー映画からアイデアを盗んだことはあるだろうね。でも意識的にやった訳じゃないよ(笑)」と語り、自身もその影響を認めている。
また、なぜ今回このようなスリリングな作品を作ったのか、その理由について「声高に挑戦的でユニークなエンターテインメント作品を作るためだよ。多分、僕の作品の中では一番恐ろしい!」と自信満々。
ホラー映画の醍醐味について、「他の人たちと一緒にこういう映画を観ることでスリルを感じることじゃないかな。劇場で他の人たちと一緒に笑ったり叫んだりすることで、一緒に同じアトラクションに乗っていることになるからね。結びつきを感じる体験であり、特に『ヴィジット』はそうだと言えるよ!」と、堂々の宣言をしている。