甲羅から包帯を開発 治癒を早める効果に
英ボルトン大学が、10年の歳月を費やし“傷の治りが早くなる”アルカイト包帯を開発した。カギとなるのは、甲殻類の甲羅に含まれるキトサンという成分でバクテリアを殺し、治癒を早める効果があるという。商材として年間2億5000万ポンド(約410億円)もの売上げが見込まれている。
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Mirrorによると、開発チームを率いたモーセン・ミラフタブ教授は「アルカイトは藻類から採れるアルギン酸塩、甲殻類の甲羅から採れるキトサンを組み合わせた複合繊維。アルギン酸塩もキトサンも、薬の成分として長年使用されてきた。キトサンは抗菌作用があり治癒力を高めるので、この絆創膏は傷を治すし殺菌もできる」と説明した。
古代中国では、傷の腐敗を防ぐために、かち割った蟹を擦り込む風習があったと言われている。傷を覆うものとして使える強度の繊維を作り上げたのは、今回ミラフタブ教授率いるチームが初めてだ。

