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ゾンビ映画に異変!? 異彩放つシュワルツェネッガー製作・主演作のテーマは“父娘愛”

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異彩放つシュワルツェネッガー製作・主演作『マギー』のテーマは父娘愛
異彩放つシュワルツェネッガー製作・主演作『マギー』のテーマは父娘愛(C)2014 Maggie Holdings, LLC.All Rights Reserved.

 昨年に続き、2016年もゾンビ映画が花盛り。『ゾンビマックス/怒りのデス・ゾンビ』『ゾンビスクール!』『アイアムアヒーロー』など、血飛沫満載のスラッシャー系が続々と登場するが、アーノルド・シュワルツェネッガー製作・主演の『マギー』はひと味違う。グロテスクなシーンをぐっと抑え、ウイルス感染に苦悩する父と娘の親子愛にフォーカスした全く新しいゾンビ映画になっているのだ。

【関連】『マギー』特集:A・シュワルツェネッガー製作・主演!娘を守る父親の苦悩と葛藤が胸を打つ

 謎の隕石によって突如人類がゾンビ化し、難を逃れた人間と死闘を繰り広げる『ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ』(2月2日公開)、ナゲットを食べてゾンビ化した子供たちが大暴れするコメディータッチの『ゾンビスクール!』(2月20日公開)、さらには、原因不明の感染パニックに立ち向かう若者の姿を描いた『アイアムアヒーロー』(4月23日公開)など、2月から続々と登場するゾンビ映画は、まさに血沸き肉躍るアクション満載の期待作ばかり。

 その中で、ひときわ異彩を放つシュワルツェネッガー製作・主演の『マギー』は、“父娘愛”にフォーカスするというかつてないゾンビ映画として新たな潮流を生み出した。舞台は、感染するとゾンビ化していく“壊死性ウイルス”が蔓延する近未来。こともあろうに最愛の娘がウイルスに感染し、日々ゾンビ化していく姿をただ見守るしか方法のない父親…、娘として最後まで守るのか、それともゾンビとして人類のために殺すのか、究極の決断に迫られる。“感染”という事実を受け入れ、対峙していく心の葛藤は、内臓が飛び散るスラッシャームービーよりも精神的にシビアで恐ろしい。

 これまで敵を力でなぎ倒してきたシュワルツェネッガーが、“ただ見守るしか方法がない”という状況に追い込まれる本作。ちょっとガタイのいい普通のお父さんが愛娘を思って苦悶する等身大の姿は、共感せずにはいられないだろう。製作にも乗り出すほど惚れ込んだというシュワルツェネッガー。グロテスクな描写満載のゾンビ映画もファンにとってはたまらないが、親子のあるべき姿を問い掛けるシリアスなゾンビ映画も新鮮。何か新たな発見があるかもしれない。

 映画『マギー』は2月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

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