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黒沢清監督最新作『クリーピー』、香港国際映画祭で“邦画初”のクロージング上映

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『クリーピー 偽りの隣人』より。
『クリーピー 偽りの隣人』より。(C)2016「クリーピー」製作委員会 

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 第66回ベルリン国際映画祭に正式出品された黒沢清監督の最新作『クリーピー 偽りの隣人』が、3月21日から4月4日まで開催される第40回香港国際映画祭の“Galas”部門に正式出品され、日本映画としては初となるクロージング作品として上映されることが決定した。 黒沢監督は「ハイレベルでマニアックなシネフィルが集まり、映画を知った上で作った作品を認めてくれる香港国際映画祭の栄えあるクロージング作品に選ばれたことは嬉しい限りです」と喜びを表した。

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 黒沢監督にとって香港映画祭は、第37回(13年)に実施されたアジアの監督たちによる短編オムニバス企画プロジェクト『ビューティフル』への参加以来。同企画では自身にとって初のアクション映画『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』が上映されている。また、『トウキョウソナタ』で第3回(09年)アジア・フィルム・アワードを受賞している。

 今回の第40回では、黒沢監督がゲストとして参加予定で、最終日の4月4日に行われるクロージング上映前の舞台挨拶と、上映後のQ&Aに出席、クロージングセレモニーへの参加も予定している。黒沢監督はこれまでに、『トウキョウソナタ』でカンヌ国際映画祭審査員賞、『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞するなど、海外からも高い注目を集めている。

 本作は、ある夫婦が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から、深い闇へと引きずり込まれていく衝撃のサスペンス・スリラー作品。6年前の一家失踪事件を調べる犯罪心理学者の高倉。愛する妻と引っ越した先の隣人は、人の良さそうな父親と、病弱な母親、中学生の娘。ある日、その娘が突然告げる。 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」 未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。二つの繋がりに隠された、恐るべき真実とは…。

 原作は「第15回日本ミステリー文学大賞新人賞」を受賞した前川裕の小説で、出演は、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之ほか。
 
 『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日より全国公開。

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