自動車シボレーのCMが怖すぎる! サム・ライミが監督

主人公の女性が訪れた、とある洋館。そこは次々と怪奇現象が起こる呪いの館だった…。ホラー映画の予告編かと思う始まりだが、実は『死霊のはらわた』『スパイダーマン』のサム・ライミ監督が手がけた、自動車ブランド「シボレー」の新CMである。
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その館では謎の人影やどんどん大きくなる人型の壁のシミなど、不気味な現象が次々と起こる。そして、いかにも何かが潜んでいそうな扉を主人公が開けようとした時、部屋の中から元気な男女の声が聞こえてくるのだ。「何やってるの、開けないで!」「もー、中にはモンスターがいるよ!」「早くそこから離れて!」。主人公が「あぁ…そうよね…ありがとう」と言いながら立ち去ると、元気な声で「いえいえ」と返事が聞こえてくる。
その後、質問が表示されるのだ。「悪いことは、起こる前に教えてくれたら良いと思いませんか?」。そしてナレーションが「豊富な優れた安全機能で、新しい2016年型シェビー・マリブとシェビー・クルーズはあなたに危険を寄せ付けません」と伝え、CMは終わる。
ライミ監督はAd Weekに対し「このCMは、実際の映画を作る時と同じアプローチで製作した。あらすじやキャラクター、最終的な結末を考えてね」とコメント。「数々の映画館で、お客さんが主人公の身の危険を案じて、叫んで教えようとしている場を何回も見てきたよ。今回はそれに基づいて作ったんだ」とアイデアのヒントを明かした。CMは全米2300の映画館、1万4000のスクリーンで今後6ヵ月にわたり上映されるという。