キアヌ・リーヴス、2冊目のアートブックを発表

映画『ジョン・ウィック』でアクション路線での復活を遂げた俳優キアヌ・リーヴス。ここ数年は映画製作や監督業にも乗り出しているが、2011年に発表した大人向けの絵本『Ode to Happiness(原題)』でコラボしたアーティスト、アレクサンドラ・グラントと再タッグを組み、今度は『Shadow(原題)』というタイトルのアートブックを発表した。
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『Ode to Happiness(原題)』を発行したドイツの出版社Steidlより今月発売になった『Shadow(原題)』は、モデルを務めたキアヌの動きを影のようにとらえた写真集とのこと。Los Angeles Times紙によると、キアヌは収録されているイメージ54枚にそれぞれ、1行から2行の言葉を添えているという。公開されているイメージを見ると、どれもはっきりとキアヌとは分からないが、彼の手が伸びていたり髪の毛が揺れているような影(Shadow)の画像になっている。
ニューヨークのアパートで撮影されたという写真は白黒のイメージがメインだが、電子レンジのデジタル時計から漏れていた光が反射して色がついたという幻想的なイメージもあるという。キアヌとアレクサンドラはレイアウトも2人で決め、キアヌの言葉とイメージがしっくりくるまで何通りもの組み合わせを考えたそうだ。
現地時間24日には米ロサンゼルスのロサンゼルス郡立美術館(LACMA)で発表会があり、キアヌとアレクサンドラが登壇した。キアヌは「アイデアの後、写真を撮る前に言葉を考えた。影を想像できる言葉を表してるつもりだ。何か個人的で世界共通のことを突き詰めてみたかった」と語っていたそうだ。54枚のイメージのうち25枚は現地時間3月12日まで、ロサンゼルスのACMEギャラリーに展示されているという。