ジョニー・デップ、米共和党トランプ氏を「悪ガキ」と酷評

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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどの人気俳優ジョニー・デップが、米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走っている不動産王ドナルド・トランプ氏を“悪ガキ”と批判して話題になっている。
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コメディサイトFunny or Dieに掲載されたパロディ動画で、差別的発言など過激な言動で話題を呼ぶトランプ氏を演じたジョニー。Entertainment Weeklyによると、先週末にアリゾナ州立大学で開催されたイベントに出席し、動画でのドナルド氏の描写について「単にリッチなガキというだけの話ではない。彼を真剣に観察すると見える姿を描くつもりでドナルド・トランプ役の演技を考えた」と明かしたという。
ジョニーは「わざとらしさがある。あのいじめっ子的な雰囲気には何か偽者っぽさがある。僕が思うに、彼は悪ガキだ」と持論を展開し、観客から喝采を浴びた。その後、トランプ氏の言うことがバカげた文末で終わると言い、モノマネを披露して場を沸かせている。
発言するたびに物議を醸すトランプ氏に対し、懐疑的なのはジョニーだけではない。コメディアンで俳優のルイ・C・Kはトランプ氏をナチス独裁者のヒットラーと比較し「正気とは思えない偏屈者」と痛烈に批判。俳優ジョージ・クルーニーは「彼は単なる日和見主義者だ。外国人嫌いのファシストだ」と嫌悪感を示したという。