妻夫木聡×満島ひかり、直木賞候補作『愚行録』映画化で共演決定!

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第135回直木賞候補作に選出された、貫井徳郎によるミステリー小説『愚行録』が、妻夫木聡と満島ひかり出演で映画化されることがわかった。『悪人』で第34回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した妻夫木と、『愛のむきだし』で数々の映画賞を受賞し、海外映画祭でも評価を集める満島が、戦慄の群像劇を体現する。
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本作は、人間関係における秘められた羨望、嫉妬や駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の「愚行」が複雑に絡み合うミステリー作品。犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から1年、週刊誌の記者の田中(妻夫木)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始した。取材を追うごとに、関係者のインタビューを通して理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像があぶり出されてくる。
監督は、ロマン・ポランスキーを排出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画監督デビューとなる石川慶。脚本を『マイ・バック・ページ』の向井康介が務める。
妻夫木は、「人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼に浸かることを決めました」と意気込むと、満島について、「度役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです。全力で受け止め全力で返していければいいなと考えています」と話す。
一方、満島は「切ないきもちが押し寄せてきて、涙してしまうこともありますが、同情なんかせずに、リラックスしてやりたいです。ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です。新しい挑戦を一緒にやれる幸せも感じます」と作品への思いを語った。
映画『愚行録』は2017年全国ロードショー。