二階堂ふみ、愛くるしい表情でベテラン俳優を魅了 『蜜のあわれ』場面写真解禁

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二階堂ふみが、金魚から人間の少女に変貌する“赤子”を演じる映画『蜜のあわれ』。恋心や哀しみを本能のまま、愛くるしい表情で演じ、共演する大杉漣や永瀬正敏を魅了した二階堂の場面写真が解禁された。
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本作は、小説家・室生犀星が、自身を想起させる老作家と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚との無邪気かつエロティックな触れ合いを描く同名小説が原作。赤子と共に暮らす老作家役に大杉漣。老作家の過去の女である怪しげな幽霊役には、真木よう子。そして、金魚売りの辰夫役に永瀬正敏と個性豊かな俳優陣が脇を固める。
役を演じるにあたり二階堂は「人間の役とは違うし、なるべく言葉に意味を持たせたくなかったんです」と当時の心境を明かし、「初めて聞いた言葉を使って、おじさまに言葉遊びを持ちかけるような感覚で演じました」と振り返る。大杉は二階堂との掛け合いについて「翻弄されっぱなしでしたね」と笑い、「二階堂さんは共演者とも向き合ってくれる方で、色々な引き出しを開けてもらった」と絶賛した。
解禁された場面写真で二階堂は、金魚少女・赤子の喜怒哀楽を見事に表現。そんな二階堂の芝居について永瀬は「可能性の塊だと思いますね。今後も色々な顔を見せていただきたい」と期待を込めた。
奇妙な会話を繰り広げる赤子と老作家は、互いに愛を募らせていく。そんなある時、老作家への愛を募らせこの世へ蘇った幽霊のゆり子が現れる。作家の芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りのおじちゃん・辰夫(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きてしまう。
映画『密のあわれ』は4月1日より、新宿バルト9他にてロードショー。