“プリンスの日”が米ミネソタ州で制定 生涯住み続けた故郷

今年4月21日(現地時間)に急逝した歌手プリンスの故郷である米ミネソタ州が、プリンスの誕生日6月7日を「プリンスの日」に制定したという。マーク・デイトン・ミネソタ州知事が正式に発表したと、Us Weeklyなどの海外メディアが伝えた。
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今月7日に58歳の誕生日を迎えるはずだったプリンス。今回制定された「プリンスの日」は、音楽やエンターテイメント業界だけでなく、慈善活動にも力を入れていた彼の功績を称えるものとなる。
ミネソタ州ミネアポリスで生まれたプリンスは1978年にデビュー後、1982年に発表したアルバム『1999』がヒット。1984年のアルバム『パープル・レイン』で人気を不動のものにした。音楽で成功後も、ハリウッドやニューヨークなどに移り住むことなく、出身地のミネソタで暮らした。
Us Weeklyによるとプリンスのベーシストを務めたニッキ・ウエストは、プリンスの死後Fox Newsとのインタビューで、プリンスに冬は極寒のミネアポリスから引っ越すことを薦めた時のエピソードを語った。プリンスは「絶対にあり得ない。ミネアポリスを離れることは一生ないよ。僕はミネアポリスに育てられた。ここには僕にとって大事なものがあるんだ」とミネソタへの強い思い入れを語ったという。