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レズビアンの堕ちていく愛、鬼才・亀井亨が描く『アルビノ』公開決定

映画

『アルビノ』場面写真
『アルビノ』場面写真 (C) 2016「アルビノ」製作委員会

 映画『私の奴隷になりなさい』 (12)で知られる亀井亨監督の最新作で、配管工の女と引きこもりの少女が織りなす官能的な愛を描いた映画『アルビノ』の公開が7月23日に決定。併せて予告編とポスタービジュアルが解禁となった。

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 本作は、女であることに疑問を抱きながら場末の配管工会社に勤める屋島(不二子)が、仕事中に出会った若い女の九(真上さつき)と織り成す、エロティックな関係を描く作品。主演を務めるのは、高橋伴明監督の『赤い玉、』(15)ほかで大胆な演技を見せ、日本映画界に妖艶な光を放つ女優・不二子。新進気鋭の女優・真上さつきも、近親相姦を含む体当たりのパフォーマンスで、亀井監督のハードな演出にチャレンジしている。

 亀井監督によれば、本作を書いたのは8年前とのこと。今では理解も広まっているGID(性同一性障害)を抱える人々について、自分の想像力の中でのみ生きている人には伝わりにくい感情を交えながら描いた作品だという。今回解禁となった予告編には、悲惨な状況にある者同士の屋島と九が欲望の赴くままに体を重ね合わせる様子、そして九が父親に犯される姿が映し出されている。

 主演の不二子は、複雑な感情が絡まった屋島というキャラクターを演じることができるか不安に思ったものの、真上との撮影を大いに楽しんだと話す。一方の真上も、「屋島役の不二子さんに感情を引き出してもらい、亀井監督に助けてもらい、この様な、触れるだけで壊れそうな、脆い九が出来上がりました」と自身の演技に自信をのぞかせている。

 映画『アルビノ』は7月23日より渋谷 アップリンク他で公開。

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