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ライオンには食べさせない!牛のお尻に目を描いて狩り予防

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ライオンには食べさせない!牛のお尻に目を描いて狩り予防
ライオンには食べさせない!牛のお尻に目を描いて狩り予防(※海外サイト「Mail Online」のスクリーンショット)

 イギリスの科学者が、牛がライオンに襲われないために、牛のお尻に目を描く画期的なアイデアを実践している。海外メディアMail Onlineによると、ニール・ジョーダン博士は、仮にライオンたちが家畜の牛を攻撃することをやめれば、農場経営者たちが絶滅の危機に瀕しているライオンを殺すことを止められると考えている。

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 ジョーダン博士はオーストラリア、シドニーのニューサウスウェールズ大学とタロンガ動物園で働いており、今回はボツワナのオカバンゴ湿地帯で彼の仮説を試している。「農場経営者にとって、現在ライオンと家畜の衝突を防ぐ方法がほとんどない状況だ。残念ながら、撃ったり、毒を仕掛けたりといったことを最終手段としてではなく、唯一の手段だと考える農場経営者も多い」とジョーダン博士。

 彼はこの牛のお尻に目を書くアイディアを「i‐cow」と命名。低予算で済み、死をもたらすことのない家畜を守る手段となるように願っている。

 ジョーダン博士は「ライオンはひっそりと忍び寄り狩りをする捕食者。お尻に目を描くことで、ライオンにとって忍び寄ることが困難になり、狩りを諦めることになる」と語る。これまで3ヵ月間のテストを行い、結果は将来に期待できるものだったそうだ。「お尻に目を描かなかった39頭のうち、3頭はライオンに殺された。しかし、目を描いた23頭からは1匹も殺されることがなかった」。現在、今後さらなるテストを行うための資金を集めているところだという。

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