新感覚SNSホラー『アンフレンデッド』実際に起きた悲惨な事件がもとに

全編PCスクリーン上で展開し、様々なSNSを駆使して呪い襲われる恐怖を描く“新感覚SNSホラー”『アンフレンデッド』が7月30日より全国にて公開。この度、その映画のストーリーの原案となった、2つの実際に起きた悲惨なエピソードが明きらかとなった。
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本作は、ネット上に恥ずかしい動画がアップされた一人の少女が自殺して1年。彼女の友人たちがネット上のチャットで見知らぬアカウントに取りつかれ、少女の死にまつわる隠された嘘がPCのスクリーン上で次々に暴露、その秘密が明かされるたびに一人、また一人と謎の死を遂げていく姿を描くホラームービー。
作品は2012年にカリフォルニアで起きた「ポット事件」と、さらに別に起きた「トッド事件」という2つの事件に大きくインスパイアされているという。「ポット事件」は、カルフォルニア州サンタクララで当時15歳のオードリー・ポットが高校の同級生宅で行われたパーティーに参加時、クラスメートの男子生徒ら3人により泥酔させられた挙げ句に暴行、その時の写真がSNSに拡散され、その8日後に首を吊って自殺したという事件。
一方トッド事件はカナダのバンクーバー近郊に住んでいた当時15歳の少女アマンダ・トッドが中学1年生の時、ネットで知り合った人に「トップレスの姿が見たい」と要望、応えた彼女は一年後、見知らぬ男性から脅迫メッセージを受け取った上に写真流出。それから1年後違う町で新しい生活を始めようとするが嫌がらせは止まらず、新しい学校でもいじめられ彼女は自宅で自殺。いずれもネットによる残忍な仕打ちを受けてしまった少女が、凄惨な最期を遂げた悲しい事件がベースとなっている。
映画は全米で公開されるやいなや興行成績集積サイトBOX OFFICEに4週連続TOP10入り、興行収入は3200万ドルを超える大ヒットを記録。プロデュースは『インシディアス』、『パラノーマル・アクティビティ』などを手掛けたジェイソン・ブラム、キャストにはシェリー・ヘニング、レニー・オルステッド、ウィル・ベイツらが名が連ねる。
映画『アンフレンデッド』は7月30日より公開