本田望結、オスカー俳優からの「パーフェクトガール」にニッコリ

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第88回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した英国人俳優のマーク・ライランスが31日、映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のジャパン・プレミアのために初来日。ルビー・バーンヒル演じる本作のヒロイン・ソフィーの日本語吹替えを担当した本田望結と共演を果たし、「ヘアースタイルもファッションも素敵で、パーフェクトガール」と絶賛した。
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本作は、スティーヴン・スピルバーグ監督とディズニーが初タッグを組んだファンタジー・アドベンチャー。巨人の国に連れ去られた少女ソフィーと、心優しい巨人(BFG)との奇妙な友情関係を描く。
本田はマークについて「(身長が)7mの方だと思っていたので、飛行機(の搭乗は)大丈夫なのかなと心配していました」と言って笑みをこぼすと、“やさしい巨人”BFGを演じるマークも本田に応えるように「巨人のサイズでなくて大変申し訳ございません」と茶目っ気たっぷりに挨拶。
本田は、ソフィーとは走り回ったり負けず嫌いだったりするところが似ていると語り、「(ソフィーは)一人ぼっちの少女。でも明るくて好奇心旺盛。ソフィーちゃんもBFGのことが大好きなんだと思いました。ソフィー(のイメージ)を崩さないように演じました」と声優初挑戦を振り返った。
一方マークは、スピルバーグ監督からオスカー受賞作である『ブリッジ・オブ・スパイ』の撮影2日目に本作のオファーもらったと告白。パフォーマンス・キャプチャーを使った巨人の演技は「能や狂言の舞台と非常近い。全てがイマジネーションの中で行われる。自分はシェイクスピアの劇には慣れていたけど、新しいテクノロジー(への挑戦)は『自分の演技が失われるのでは』と不安だったが開放感があった」と撮影当時を述懐した。
また、友人であるという野村萬斎が映画『シン・ゴジラ』で同じパフォーマンス・キャプチャーで撮影したゴジラ役に起用されたことについて「全く驚きはなかった」と言及。マーク自身は黒澤明監督の作品に出演したかったが夢叶わず、「もし生まれ変われるなら歌舞伎役者になりたい」と日本愛を口にした。
映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月17日公開。