ギレルモ・デル・トロ監督「モンスター・ベスト10」、ランクインしたのは…?

米出版社Inside Editionsがギレルモ・デル・トロ作品に出てくるモンスターや監督の作品、創作活動を紹介する本『Guillermo del Toro:At Home With Monsters(原題)』をリリースや、ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)でエキシビションなど開催されたこともあり、米サイトComingsoon.netが「ギレルモ・デル・トロのモンスター・ベスト10」ランキングを発表した。栄えある1位に輝いたのは、2006年のアカデミー賞受賞作品『パンズ・ラビリンス』のペイルマンだ。
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かつて、モンスターが登場する映画セットが「一番落ち着く」と言ったというデル・トロ監督。ランキングは同サイト編集部の独断の選定だが、1位に選ばれたペイルマンは驚嘆するデザインとのことで、皮膚のたるみ具合がペイルマンの歴史を感じさせるという。手のひらに目があるという発想と気持ち悪さが評価されている。
続いて2位に選ばれたのは、ホラーサスペンス『デビルズ・バックボーン』のサンティ。スペイン内戦下の孤児院で暮らすことになった少年カルロスが目撃するのが、サンティ少年の霊だ。陶器にヒビが入ったような額の傷跡には常に赤い血が出ているというデザインが秀逸だという。
全体的に作品は『パンズ・ラビリンス』や『ヘルボーイ』シリーズが人気。10位には日本の怪獣文化に触発されたデル・トロ監督の渾身の作『パシフィック・リム』のナイフヘッドがランクインしている。
Comingsoon.net選出「ギレルモ・デル・トロのモンスター・ベスト10」は以下の通り。
1位 『パンズ・ラビリンス』ペイルマン
2位 『デビルズ・バックボーン』サンティ
3位 『ブレイド2』リーパーズ
4位 『パンズ・ラビリンス』パン
5位 『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』死の天使
6位 『ヘルボーイ』ビヒモス
7位 『クリムゾン・ピーク』マーガレット
8位 『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』森の精霊(エレメンタル)
9位 『ヘルボーイ』サミュエル
10位 『パシフィック・リム』ナイフヘッド