篠原涼子、SPドラマ『愛を乞う人』で一人二役に初挑戦

女優の篠原涼子が、この冬放送の読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ『愛を乞う人』で主演に決定し、一人二役に初めて挑戦することが分かった。篠原は「1シーン1シーンを無我夢中で大切に噛みしめながらやらせて頂いたので、本当に一人でも多くの方に見て頂きたいです」とメッセージを送っている。
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原作は下田治美の同名小説で、「母娘の絆」をテーマにした究極のヒューマンドラマ。幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていた一人の女性が本当の自分を取り戻していく姿を描き、「愛すること」とは何かを問う。1998年に原田美枝子主演で映画化され、日本アカデミー賞・最優秀作品賞ほかを受賞した。
今回、篠原は主人公・照恵と、照恵の幼少時代に虐待を続けた母親・豊子の一人二役を演じる。“愛し方を知らない母”と“愛され方を知らない娘”。篠原にとって、一人二役は初めての挑戦となった。出演が決まって篠原は「役者という仕事を続けているのであれば、いつかめぐりあってみたい作品でした。今の世の中で意義のある作品だと思いますし、視聴者の皆さんの琴線に少しでも触れられるように、精一杯チャレンジしました」と作品への強い思いが伝わるコメント。
さらに、一人二役を演じたことについては「大変やりがいがあり、充実した日々を過ごせました。真逆のキャラクターなのでストレスも溜まらないというか…。なかなかできない経験だと思いますし、良い機会をくださり、良い時間を与えて頂き、心から感謝しています」と語っている。物静かな照恵と攻撃的な豊子という両極端な二役を、篠原がどのように演じ分けるか期待したい。撮影はすでに終わり、台湾ロケも敢行。読売テレビ・日本テレビ系で今冬放送予定。