おじいちゃんの“車カラオケ”動画が話題に!素晴らしい歌声に80歳で歌手デビュー

アルツハイマーを患う80歳のおじいちゃんが車で熱唱する動画がオンラインで数百万の視聴回数を記録。そのあまりの人気を受けて、この度おじいちゃんのレコードデビューが決定した。車カラオケは、アルツハイマーによりよく対処するために40歳の息子と始めたものだという。
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海外メディアMailOnlineによると、テッド・マクダーモットさん(80歳)がアルツハイマーを発症したのは2013年。息子のサイモンさん(40歳)を認識することが困難になっていたが、いくつかの歌の歌詞を覚えていたという。サイモンさんは、アルツハイマー協会への認知を高めるために動画を投稿し、これまで11万4000ポンド(約1485万円)の募金を集めている。
テッドさんと契約を結んだレコード会社Decca Recordsは、オンラインで動画に出会ったという。テッドさんは、フランク・シナトラの楽曲『You Make Me Feel So Young(原題)』のカバーのレコーディングを終えており、9月23日にはリリース予定だという。
息子のサイモンさんは「父にとってだけでなく、私たち家族全体にとっての夢が叶いました。この数年間、とても辛い時期もありました…特に母にとっては」と心境を吐露し「彼の80歳の誕生日会を開いた時には、彼が人のためにソロで歌うのはその時が最後になるだろうと思っていました。なので、シングルが出るなんて夢の様です」と語っている。
Decca Recordsのアレクサンダー・ヴァン・インゲン氏は「テッドの声は一人の歌手として、ましてや80歳だということを考慮すると実に素晴らしい。音を捉え、人がらと経験に満ちている」とコメントしている。