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<TIFF2016>高畑充希、“ゴジラさん”と同じ壇上に立ち「夢のよう」

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第29回東京国際映画祭クロージングセレモニーで行われた“ARIGATO(ありがとう)”賞にて
第29回東京国際映画祭クロージングセレモニーで行われた“ARIGATO(ありがとう)”賞にて(c)2016 TIFF

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妻夫木聡

 第29回東京国際映画祭(以下、TIFF) のクロージングセレモニーが3日、都内で行なわれ、“ARIGATO(ありがとう)”賞を受賞した俳優の妻夫木聡、女優の高畑充希、アニメーション映画監督の新海誠、そして、日本が誇る世界的キャラクター、ゴジラが出席。奇しくも11月3日は、「ゴジラの日」(初代『ゴジラ』が公開された日)、この不思議な縁に高畑も感激したようで、「まさかゴジラさんと同じ壇上に立てる日が来るとは」と満面の笑みを浮かべていた。

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 設立2年目となる同賞は、この1年、最も日本映画界に貢献した方々への感謝と、将来への期待を込めて贈られるもの。本賞を受賞した妻夫木は、「俳優の転機となった『ウォーターボーイズ』で日本映画に初めて触れ、スタッフ、キャストが一丸となって作るからこそいい作品ができることを実感し、映画に惚れて今までやってきました。まさか今日、その映画界からこのような賞をいただけるとは思ってなかったので、これを励みに1からのスタートとしたい」と喜びをあらわにした。

 一方の高畑は、「ミュージカルの世界からお芝居の世界に飛び込んで10年、映画の世界でこのような素敵な賞をいただけ、しかもゴジラさんと同じ壇上に立てる日が来るなんて夢のようで、本当に幸せです。この先どうなるかわからないという中で、運とご縁に恵まれた10年でしたが、これからも必死にがんばっていきたいと思います。こちらこそ“ありがとうございます”」と、選出したTIFF審査委員に感謝の意を述べた。

 社会現象を巻き起こしている『君の名は。』で同賞を受賞した新海監督は、「受賞の理由のお言葉を読むと“2016年にアニメ界に新星あらわる”とありましたが、僕自身は10年前から普通に作り続けてきました。ただ、善くも悪しくも、2016年に発見していただいたということなんだと思います」とコメント。さらに「今回の賞は、『君の名は。』という作品でいただいたもの。神木隆之介くん、上白石萌音さんら素晴らしいキャストやスタッフ、RADWIMPSの息をのむ音楽が1000万人という想像以上の観客に届いたと思います」とチームをねぎらった。
 
 最後に、ゴジラとともに登場したプロデューサーの山内章弘は、「今日11月3日は、不思議なことに “ゴジラの日”。このような日にARIGATO賞をいただき光栄です。この不思議を噛み締めたい」とニッコリ。さらに、「ゴジラは62年前に生まれ、今年12年ぶりに『シン・ゴジラ』で復活を成し遂げましたが、予想を上回るお客様に観ていただき、大変感謝しています。復活はとても難しいものでしたが、日本を背負って、世界に広がっていき、これからさらに強く踏みしめていってほしい」と力強く語った。

 なお、SAMURAI(サムライ)賞は、映画監督のマーティン・スコセッシと黒沢清、コンペティション部門東京グランプリは、ドイツとオーストリア合作の人間ドラマ『ブルーム・オヴ・イエスタディ』が受賞した。

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