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“初代トート”一路真輝、『エリザベート』の成功の原点 殺気だらけの記者会見を回想

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『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』に出席した、一路真輝
『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』に出席した、一路真輝 クランクイン!

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 元宝塚の一路真輝が4日、三井住友VISAカードpresents『エリザベート スペシャルガラ・コンサート』の制作発表記者会見に出席。麻路さきらと共に本作にまつわる思いやエピソードを告白。『エリザベート』の“黄泉の帝王トート”を宝塚で初めて演じた一路は、当時の制作発表会見の席で「恐ろしいほどの殺気」を感じ、同作の成功につながったと明かした。

【関連】『エリザベート スペシャルガラ・コンサート』記者会見フォトギャラリー

 今回の公演は、宝塚歌劇上演20周年の記念コンサート。宝塚歌劇版の歴代キャストが集結し、1996年雪組初演メンバーによる「モニュメントバージョン」、扮装でのコンサート形式「フルコスチュームバージョン」、歴代出演者が競演の「アニヴァーサリーバージョン」と3つのバージョンを展開する予定。

 一路は会場を見渡して「初演の会見を思い出しました」と切り出し、初演の1996年当時は画期的だったトートの存在について言及。「(会見場に)トートの扮装をして出てまいりまして、その時にほとんどの皆さんから“宝塚の男役のトップスターが死神をやるのか?”と恐ろしいほどの殺気を感じました。(来場している)皆様方のです。私も小池先生も“何とかしていいものを作らねば”という思いが、その記者会見の日から始まった気がします」と告白。「命がけで作った」としみじみ語った。

 一路の跡を継いで2代目トートを演じた麻路は「やるのが正直嫌でした。若気の至りで、小池先生に『嫌です』とお断りさせて頂いた経緯がある」と明かす。雪組の公演が素晴らしく、「これを自分が次の作品でやるにはあまりにもプレッシャーに耐えられないと思った。やるとき辛かった記憶がよぎりました」と当時の心境を明かし、「(小池氏らが)自分のワガママを振り払ってくださって感謝しております」と述べた。

 今回の会見には一路や麻路をはじめ、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、水夏希、大鳥れい、白羽ゆり、龍真咲、凪七瑠海(宝塚歌劇団)、演出を担当する小池修一郎と中村一徳の二人などが出席した。

 三井住友VISAカードpresents『エリザベート スペシャルガラ・コンサート』は、12月9日~12月18日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、2017年1月8日~1月20日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演。

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