トム・クルーズ、『ラストサムライ』池松壮亮の活躍に納得「素晴らしい演技していた」

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トム・クルーズが8日、映画 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の来日会見に出席。一緒に来日したエドワード・ズウィック監督とともに、『ラストサムライ』(03)で共演した池松壮亮との再会の喜びを分かち合った。池松の現在の役者としての活躍に「驚くことはないです。あの頃から素晴らしい演技をしてましたから」と納得げな様子を見せた。
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本作は、人気映画『アウトロー』の続編。元米軍エリート秘密捜査官にして己の正義のためにルールを問わない“アウトロー”な一匹狼ジャック・リーチャーが軍内部の不穏な動きに気づき、部下を殺害した犯人を暴くために動き出す。また、トムとエドワード監督の“『ラストサムライ』コンビ”が再びタッグを組んでいることでも話題となっている。
会見場にトムは、青いシャツに黒いパンツを合わせたカジュアルな出で立ちで登場。自身が演じるジャックのキャラクター性は「大好き」と答え、日本における『用心棒』(61)や、アメリカにおける『シェーン』(53)や『ダーティーハリー』(72)のように主人公が「強い道徳性を持っているのが特徴。彼は人間的な男で、物事の接し方が非常に直進的で、ダイレクトに行動する人物」と説明。「感情的なドラマもあり、ユーモアも感じられる。アクションもきっと驚くと思いますよ」と本作をアピールした。
イベント後半には、特別ゲストとして『ラストサムライ』で共演した池松が登場。二人に「トム」という名の日本酒をプレゼントした。同作で、トムと心を通わせる少年・飛源を演じた池松の成長を目の当たりにしたトムとエドワード監督は、顔をほころばせてみるみる笑顔に。数々の映画に出演する池松の活躍に「驚くことはないです。あの頃から素晴らしい演技をしてましたから」と納得げ。そして『ラストサムライ』で日没の瞬間のシーンをワンカットで撮影した際の池松の演技の素晴らしさを熱烈に語るも、池松が「覚えてないです」と言うと爆笑した。
撮影当時12歳だった池松は「あの頃は俳優になるとは思っていませんでした。二人に出会えてなかったら、たぶん東京にも出てきてない。俳優をやるなんて考えてなかった。やっぱりどこか、二人に出会えたことで僕の人生が変わりました。ずっと指標であり、お二人のおかげでまだまだやれそうだなと思いました」と役者としての決意をにじませていた。
三人で写真撮影をする段になると、トムとエドワード監督は池松を中央に据え、がっしりと肩を組むなどして仲の良い様子を見せていた。
映画 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は、11月11日より全国ロードショー。