柴咲コウ、おんな城主という難役も「最初からしっくりきていた」順調な様子語る

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女優の柴咲コウが5日、都内で行われた大河ドラマ『おんな城主 直虎』初回完成試写会に、岡本幸江チーフプロデューサーと共に出席した。柴咲は、幼少期から「おとわ/次郎法師/井伊直虎」と呼び名によってさまざまな顔をみせる役柄に「撮影初期からしっくりきていました」と難役にも自信をのぞかせていた。
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本作は、周囲を大国に囲まれた遠江国の井伊家当主の一人娘として生まれた少女・おとわが、激動の戦国の世に翻弄されつつも、おんな城主として一家を守り、徳川幕府の名門として反映した井伊家の礎を築いた激動の人生を描いた物語。
第1話を見た感想を「水が豊かな井伊谷のみずみずしさが描かれていて、セットを感じさせない清々しさがありました」と柴咲は語る。本格的な登場は第5話からになるというが「直虎という人物を知らない人が多いと思うので、しっかりとバックグラウンドを描いてから物語に入るのはいいと思います。(子役の新井美羽演じる)おとわがとても快活で、時間があるときはモニターなどを見て、リアクションなど受け継いだ方がいいところはチェックしています」と役作りの参考にしている部分もあったことを明かした。
井伊直虎というあまりメジャーではない人物にフォーカスを当てたことについて岡本プロデューサーは「以前から注目していた人物。周囲を大国に囲まれていたにも関わらず、戦国の世で滅びることなく一家を守ったということは、とても現代性がある題材だと思いました。こうして大河ドラマで扱えることができて良かった」と理由を語った。
また、本作の予告編では、柴咲の滝行のシーンも紹介されているが「早朝からスタンバイして、寒さもあり大変だなと思っていたのですが、実際打たれてみると、撮影であることも忘れ、目の前に起こっていることだけに集中できたんです。これが修行というものかって思いました。プライベートでもやりたいです」と笑顔で語っていた。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』は2017年1月8日より放送開始。