ビックリ!わんこ紐で散歩中の赤ちゃんトラを押収

メキシコの都市ティファナで、生後4ヶ月のベンガルトラの赤ちゃんが犬用の紐で散歩させられているところを押収された。海外メディアUPIによると、メキシコのFederal Attorney for Environmental Protection(PROFEPA: 環境保護に関する連邦検事)は、ティファナの地方警察が今週、住民から「虎の赤ちゃんがライオンストリート付近を犬の紐をつけて歩き回っている」との通報を受けていたと語る。
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同警察は、その虎の赤ちゃんがある男性宅でペットとして飼われていたことを確認。男性は家族と同居しており、なかには幼い子供も含まれているという。その男性は、12月20日に虎を購入したことを証明する書類を所持しているという。
メキシコでは、珍しい動物を飼う場合には、適切なスペースが確保されるべきであり、獣医のケアが可能な状況にあり、また種ごとに適切な食事が与えられるべきとされている。虎の健康状態は良好で、除爪手術も完了しているが、メキシコにおける珍しい動物のペットに関する法律が求める基準を、その男性の自宅の環境が満たしていなかったことが押収に至った理由だ。
捜査は引き続き継続されており、虎の赤ちゃんは一時的にティファナ動物園で保護される。