『プラダを着た悪魔』監督が語る、ニューヨーク、希望…最新作との共通点とは

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『プラダを着た悪魔』を手掛け、ニューヨークを舞台に“働く女性”を描いてから10年…デヴィッド・フランケル監督が、今度は“すべての大人に贈る”最新作『素晴らしきかな、人生』(2月25日全国公開)。本作の公開にあたり、2作品の共通点、そして主人公が選ぶ人生の選択について語ってくれた。
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最新作『素晴らしきかな、人生』の舞台はニューヨーク。華やかで、時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)。だが、彼は最愛の人を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れた“3人”との出会いによってハワードの人生に変化が起こる…。
今回、デヴィッド監督のもとには、主演のウィル・スミスだけでなく、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が豪華結集し、物語を盛り上げている。
デヴィッド監督は、本作のオファーについて「脚本を読んで、即答で“やる”と答えたよ!感動的なストーリーでありながら、笑わせてくれるんだ。あとウィルの出演が決まっていて、彼と映画を作れるのも大きな魅力だったね」と決意に迷いがなかったことを明かす。
また、『プラダを着た悪魔』と同じ舞台に「ニューヨークのクリスマス風景を見ると、ツリーとイルミネーションが至るところにあって気分が高揚するし、とにかくすごいな!と思うよ」とロケーションに感動している様子。「まるで、雪が舞い光がキラキラ輝くスノードームの中にいるような気持ち。無数の美しさが盛り込まれて『素晴らしきかな、人生』のストーリーにふさわしい背景になっているよ」と『プラダ~』同様、“場”が物語を盛り上げていることにも触れた。
さらに今回は“人生ドン底の男”が主人公だが、ラストは思わず心が温かくなる。「振り返ってみたら、僕が手がけた作品には、全部『最後に希望がある』と思う。辛いことをくぐり抜けたけれども、最後に少し希望が見える、新しい明日がある、みたいなね」と自身の監督作に共通するポジティブさを語った。
映画『素晴らしきかな、人生』は2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて全国公開。