人形の久月による“トランプ雛人形” 海外で話題に

日本の人形メーカー、久月が発表した「トランプびな」が海外メディアHuffingtong Postで報じられるなど話題となっている。久月のホームページによると、ひな祭りを迎えるにあたり、同社は5年ほど前から毎年その年に活躍が期待される人物をモチーフにしたひな人形「期待びな」を発表。2017年のモチーフの一人として先日アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプが選出された。人形のトランプ大統領は黒と金色の着物をまとい、微笑みを浮かべている。
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海外メディアHuffingtong Postによると、客の中には久月がトランプを選んだことに対する驚きを表す人も。アメリカ・オハイオ州からの旅行者デビー・ウォーカーは、昨年の選挙活動中のトランプ大統領による女性についての発言を考慮するとこの「トランプびな」は適切ではないと話す。彼女は新しく生まれた孫に人形セットを購入しに来店していたところだ。「彼女は女性や小さい女の子のためにならない。支持しません」とコメント。
一方、同社の横山久俊取締役は、トランプ大統領の女性蔑視発言に関する議論はあるものの、彼がこの世界を良いものにする希望を込めて人形を作ったとReutersに対し語っている。
なお、その他の期待びなモチーフには小池百合子東京都知事、スキージャンプの高梨沙羅選手、プロテニス選手の錦織圭選手が選出されている。