ジャック・ニコルソン、『ありがとう、トニ・エルドマン』リメイクで映画復帰か

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2010年の映画『幸せの始まりは』以来、長編映画に出演せず、引退説が浮上していたアメリカ映画界の重鎮ジャック・ニコルソンが、2016年のドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』のハリウッド・リメイク版に出演するとVarietyが伝えた。
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マーレン・アデ監督の映画『ありがとう、トニ・エルドマン』は、働き過ぎの娘とのギクシャクした関係を改善すべく、父親が娘の会社のCEOのライフコーチに成りすまし、娘の人生に関わってくるというコメディ・ドラマ。今月26日(現地時間)に開催される第89回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされている作品で、日本では6月公開が予定されている。
Varietyが情報筋から得た話では、米パラマウント・ピクチャーズが『ありがとう、トニ・エルドマン』のリメイク権を獲得し、ジャックと映画『ゴーストバスターズ』(16)の女優クリステン・ウィグが出演することで話がまとまっているという。今年80歳になるジャックはオリジナル版の大ファンで、パラマウント・ピクチャーズのCEOブラッド・グレイ氏にリメイク企画を提案し、パラマウント側が直ちに権利獲得に動いたとのことだ。
ジャックは『幸せの始まりは』以来、映画界から遠ざかっており、今年に入り映画『イージーライダー』(70)で共演した俳優ピーター・フォンダがジャックの引退をほのめかす発言をしたことで話題になった。
アカデミー賞にノミネートされた映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(16)の監督アダム・マッケイがクリステン、ウィル・ファレルらと製作を務める。オリジナル版のアデ監督は製作総指揮としてリメイク版に参加するという。
パラマウント・ピクチャーズは現在、監督と脚本家を探しているとのことだが、リメイクやジャックの出演などについては「ノーコメント」としているという。