『嘘の戦争』草なぎ剛「熱量を落とさずに演じ切る」 藤木直人との対決にも注目

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草なぎ剛主演のドラマ『嘘の戦争』がいよいよ大詰めを迎える。家族を死に追いやった宿敵との戦い、その裏に隠された知られざる真実、そして三角関係の恋の行方…怒濤の展開を見せる壮大な復讐劇の結末はいかに?座長を務める草なぎが最終回に向けての意気込みや見どころを熱く語った。
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本ドラマは、幼い頃、一家心中としてもみ消された殺人事件で家族を亡くした少年・一ノ瀬浩一(草なぎ)が、最大の敵・二科興三(市村正親)に復讐を果たすため、名うての詐欺師となって戦いに挑むサスペンスドラマ。最終回に向けてエンジン全開の草なぎは、「僕自身もどんな結末になるのか楽しみですね。復讐を果たせるのか、果たせないのか、いずれにせよ後藤(法子)さんの脚本を待つだけ。凄くかっこいい役をいただいて、夢を見させていただいたので、どんな結末が用意されても、僕は全てを受け止めてやり切るだけ」と気合いを入れる。
クライマックスを迎えるにあたってのキーパーソンについては、「もちろん、全員が絡んでくるわけですが、やはり、興三への復讐心をたぎらせる浩一ですよね。これまでにさまざまな出会いや真実に直面しながらも、気持ちが衰えるどころか、さらにヒートアップしている。第1話で、タイから復讐のために日本に帰国した時の浩一の気持ちをもう一度思い出し、その熱量を落とさずに演じ切るのが僕の課題」と言葉にも熱が入る。
さらに、大杉漣演じる育ての親・三瓶守との不穏な関係についても、「明らかに怪しい動きを見せているので、浩一と激突するのは目に見えている。ここも一つのクライマックスになると思いますが、漣さんとは共演も多く、すごく良くしていただいているので、役とはいえ、正直つらい」と吐露。どんな結末でも受け入れるとしながらも、共演者やスタッフに愛を感じている草なぎは、「復讐劇ではあるんですが、最後は心温まるものになるといいな、という思いはある。凄いハッピーエンドでなくて、ほんの少し温かい感じが持続するような…」と本音もポロリ。
28日放送の第8話では、二科家の周りで怪しい動きを見せる六車(神保悟志)も、30年前の実行犯だとにらんだ浩一が罠をしかけようとする。一方、隆(藤木直人)が仕掛ける浩一との直接対決には、楓(山本美月)をも巻き込んで繰り広げられていく…。また、第7話の次回予告では“浩一が銃で撃たれるシーン”も公開され、先週のオンエア後から早くも続きが気になると話題を呼んでいる。
復讐に燃える詐欺師、一ノ瀬浩一。“嘘”で固めたキャラクターを緩急つけながら見事に演じた草なぎだが、「一瞬、『浩一にみたいになれるかも』と思ったこともありますが、僕の場合、嘘つくとシドロモドロになって噛んじゃうんですよね(笑)。やっぱり、役が僕を駆り立ててくれたんですね」。そんな草なぎが全身全霊で挑む怒濤のクライマックスに期待したい。
ドラマ『嘘の戦争』は、カンテレ・フジテレビ系列にて毎週火曜21時より放送中。