外見理由?捨てられた“ピカソ”ワンコ…「かわいい」「飼いたい」の声続々と

ピカソという名の生後10ヵ月のわんこがいる。ピットブルとテリアの雑種のピカソは、生まれつき顔が変形しており、下あごと上あごがずれたユニークな顔立ちだ。去年まだ子犬だったピカソは、アメリカ、カリフォルニア州のポータービルで、ブリーダー宅の裏庭に捨てられていた5匹のうちの1匹だった。海外メディアHuffington Postが報じた。
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上の犬歯が下あごの歯茎に刺さってしまっている部分以外は、ピカソはいたって健康とのこと。犬保護施設のLuvable Dog Rescueでエグゼクティブ・ディレクターを務めるリースル・ウィハードは「横から食ベることができます。でも食べ散らかしがすごいですけどね」「飲む時も」と同メディアに対し語る。
その後、結局ブリーダーはピカソともう一匹のパブロの飼い主を見つけられず、二匹はポータービルの動物保護施設に預けられることに。ウィハードが二匹のことを施設のボランティアであるシャノン・コービットから初めて聞いた時、二匹は程なく安楽死させられるところだったという。
ウィハードは「特別なケアを必要としている犬はいないかと尋ねました。私たちで対応できる部分があると感じたので」「コービットはあると答えました。顔が変形している犬がいると。(ピカソの)写真を見るなり私は大好きになってしまいました」と続けた。そしてウィハードは二匹を一時的に引き取ることにした。
その後、そのユニークな顔立ちのピカソはネット上で話題に。二匹を紹介しているインスタグラムの投稿では、すでに「かわいい!」「飼いたい」といった声が続々と寄せられている。ピカソの顔の変形は幸いほとんどが表面的な部分にとどまるが、今後上あごの犬歯を取り除く手術が予定されているとのこと。ピカソの手術後、二匹はペアとして里親募集するそうだ。