水道水がピンク色に! “危険はない”との発表も住人は「怖い」

カナダ、アルバータ州の町オノウェイで水道からピンク色の水が出てくるという珍事が発生した。オノウェイ当局は、この事態をバルブの欠陥により過マンガン酸カリウムが水に混ざってしまったためとしている。この過マンガン酸カリウムは、水中の鉄や、水道管内部の物質が発する卵が腐った様な臭いを取り除く目的で広く使用されている化学物質だ。海外メディアSkyNewsが報じた。
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専門家は、過マンガン酸カリウムにより皮膚や喉の火傷、また飲み込むことで腹痛を引き起こす可能性を指摘しているが、町職員は危険は一切ないとしている。またその後、水路は念のため洗い流されたという。
住人たちは、安全な域を超えた量の化学物質を含んでいるおそれを考えると、水を飲むことが怖いと語る。現地メディアEdmonton Journalに対しヴェルドゥイゼン・ヴァン・ザンテンは「異様でした。水は使いませんでした」「私は料理に水が必要ありませんでしたが、他の人々は困ったと思います。とても、とてもピンクだったんです」と語る。またトレバー・ウィンフィールドは週始めにトイレの水が明るいピンク色であることに気づき撮影したという。
オノウェイ町長のデイル・クラスノウは、住民の健康への危険は一切ないとしながらも、「町は、住民コミュニティとより良いコミュニケーションをできたのではないでしょうか?間違いなくできたはずです」「その件に関し、心よりお詫びします」とコメントしている。