岡田将生×木村文乃、初共演でW主演!『伊藤くん A to E』映画化決定

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俳優の岡田将生と木村文乃のダブル主演で、柚木麻子原作小説『伊藤くん A to E』が映画化されることが発表された。主人公・伊藤誠二郎を、現在放送中のTBS系日曜劇場『小さな巨人』でもその存在感を際立たせる岡田が、「伊藤」の存在に迫っていく崖っぷちの脚本家・矢崎莉桜を作品ごとに異なる魅力を放つ、木村文乃が務める。
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本作は容姿端麗だが、自意識過剰で無神経な“痛男”である「伊藤」と彼に振り回される女性たちの姿を描く。物語は2つの視点で展開。伊藤がクズっぷりを発揮し、4人の女たちを振り回していく一方、彼女たちが「恋愛相談」で莉桜のもとに駆け込む。一見優しくアドバイスする莉桜だが、「こんな男のどこがいいのか」と、赤裸々で無様な彼女たちの悩みを心の中では毒づき、あげく新作ドラマのネタにしようとする“毒女”。やがて2つの視点がクロスしていき、4人を翻弄していた痛男が実は同一人物で、しかも莉桜が主宰するシナリオスクールに通う伊藤だったことが明らかになる。
伊藤役の岡田は「伊藤には共感などは一切できず反感しかなかったです。それでも目が離せなくなり夢中で読んでしまいました。一言で言うとクズみたいな男ですね。撮影中はクズで終わりたいと思ってます」と意気込む。
一方、莉桜を演じる木村は「こんなにもリアルで、痛くて、知りたくなかった『女であること』、を思い知らされる作品は他にはないと感じました。矢崎莉桜という、右に左に揺れる女性たちの実は一番の理解者で、去る者は追わないけど来る者も拒まない、傷つけている様で傷ついている独特の立ち位置の加減を上手く作り上げていけたらと思っています」とコメント。岡田との初共演については「忘れられない作品になれるように日々を積み重ねて行きたいです」と、共演への思いを語った。
また、監督は『ヴァイブレーター』『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一が務める。
映画『伊藤くん A to E』は2018年初春、全国公開。