オスカー俳優ダニエル・デイ=ルイス、俳優業引退を発表

映画『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』で史上初のアカデミー賞主演男優賞3冠に輝いた英俳優ダニエル・デイ=ルイスが、代理人を通じて俳優業を引退することを発表したという。
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Varietyによると、「ダニエル・デイ=ルイスは俳優業を引退します。ダニエルは長年にわたり一緒に仕事をしてきた方々や彼を応援してくれた観客の皆さんに心から感謝しています。今回の決断はプライベートなものであり、彼自身または代理人によりこれ以上、本件についてコメントすることはありません」と、ダニエルの代理人により伝えられたとのこと。現在60歳のダニエルが引退を決めた理由は明かされていない。
エンタテイメント一家で育ったダニエルは1971年の『日曜日は別れの時』で映画俳優デビュー。オスカーを受賞した作品以外でも、映画『ラスト・オブ・モヒカン』や俳優レオナルド・ディカプリオと共演した『ギャング・オブ・ニューヨーク』など、数々の作品でその演技力を高く評価された。
ダニエルは3度目の主演男優賞を受賞した『リンカーン』以来、映画出演がなかったが、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でタッグを組んだポール・トーマス・アンダーソン監督との『Phantom Thread(原題)』を撮り終えており、最後の出演作が年末から来年にかけて英米公開される予定だ。