土屋太鳳、主人公に感情移入 “夢を追うこと”“夢を見失うこと”の厳しさ語る

女優の土屋太鳳が10日、都内で行われたアニメーション映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の公開アフレコに出席した。土屋は本作でバレリーナを夢見る少女フェリシーの日本語吹き替えを担当しているが「彼女がバレリーナへの夢を追いかける一歩を踏み出した年齢と、私が演技の世界に入った年が一緒なので気持ちがわかります」と役柄と自身を重ね合わせると、夢を追いかけることのよろこびと、夢を見失うことの厳しさを語っていた。
【関連】『フェリシーと夢のトウシューズ』公開アフレコフォトギャラリー
本作は、19世紀末のフランスを舞台に、踊ることが大好きな施設に暮らす少女フェリシーが、仲間たちと共に施設を抜け出し、パリでバレリーナを目指して奮闘する姿を描いた物語。土屋は、女優エル・ファニングが務めるフェリシーの日本語吹き替えを担当する。
これまで、テレビアニメ『僕だけがいない街』で主人公の少年期の声を担当したことはあったが、洋画アニメの吹き替えは初めてとなる土屋。「違う言語で独特の空気感やリズム感あるなかでのアフレコはいろいろと難しかった」と苦労した点をあげるが「現場では監督やスタッフさんに、分かりやすく指示していただけたので、不安がよろこびや楽しさに変わりました」と収録を振り返った。
また自身が演じたフェリシーという女の子について「まっすぐなところが魅力」と語ると「夢を追いかけることが生きることに繋がります。そして夢を見失うことは、自分を見失うことより厳しい」と自身の女優人生と照らし合わせて、感情移入できる部分が多いことを明かす。
さらに「そんな夢に対して厳しさと魅力がしっかりと描かれている作品で、パリの街並みもとても素敵。誰にでも共感してもらえる作品になっていると思います」と作品をアピールしていた。
映画『フェリシーと夢のトウシューズ』は8月12日より全国公開。