異色ヒーロードラマ『アメリカン・ヒーロー』、女性の主人公でパイロット版制作へ

UFOと遭遇した高校教師ラルフ・ヒンクリーがスーパーヒーロースーツを与えられ、悪戦苦闘しながら悪者たちと戦う異色ヒーロー・コメディドラマ『アメリカン・ヒーロー』。2014年ごろに米Fox局でリブートドラマ化されると伝えられたが、紆余曲折の末、古巣の米ABC局で新たな製作陣のもと30分のドラマとして企画が動いているという。
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Deadlineによると、ABC局はパイロット版の制作を進めているらしい。オリジナルドラマで俳優ウィリアム・カットが演じたラルフは白人男性だったが、リブート版ではミーラ(Meera)というインド系アメリカ人女性が主人公になるとのことだ。ミーラは米オハイオ州クリーブランド出身の30歳で、特技はテキーラ飲みやカラオケくらい。しかしなぜか、異星人から地球を守るためスーパースーツを授かる展開になるようだ。
本作は、海外ドラマ『フアン家のアメリカ開拓記』のナーナチカ・カーンとラチナ・フルシュボム(Rachna Fruchbom)が手がける予定。製作総指揮にはオリジナルドラマの企画・製作を務めたスティーヴン・J・キャネルの娘で、『GRIMM/グリム』や『クリミナル・マインド』など数々の海外ドラマの監督を務めるターニャ・マキアナンも名を連ねている模様。
オリジナル版ではラルフのほか、ラルフとコンビを組むFBI捜査官のビル・マクスウェルやラルフの恋人で弁護士のパム・デビッドソンなどがいたが、新ドラマ版ではミーラにどのようなサイドキック(相棒・親友)や新コスチュームが登場するのか。キャストなどの続報を楽しみにしたい。