マーゴット・ロビー主演、実在のスケート選手になり切る『アイ,トーニャ』5月公開

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フィギュアスケート史上最大のスキャンダルといわれる「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の実話を基に、渦中にあったフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描く『I,Tonya(原題)』が、邦題を『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』として5月に全国公開されることが決定した。
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本作は、一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されたトーニャの、フィギュア界からの追放、プロボクサーへの転進と波乱万丈な半生を描いた物語。『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビーが、スケーティングのみならずその話し方や立ち振る舞いまで完全にコピーしてトーニャを熱演する。現地時間1月7日に発表された第75回ゴールデングローブ賞では3部門にノミネートされ、強烈な個性を持つトーニャの母を演じたアリソン・ジャネイが助演女優賞を獲得した。
貧しい家庭で、幼いころから厳しく育てられたトーニャは、その才能と努力によりアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと2度のオリンピック代表選手となった。しかし、彼女の夫ジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルである代表候補、ナンシー・ケリガンを襲撃したことで、トーニャのスケート人生は転落を始める。
本作の元となった「ナンシー・ケリガン襲撃事件」は、1994年1月6日にフィギュアスケートのリレハンメルオリンピック選考会となる全米選手権大会の会場で、練習を終えたナンシーが何者かに襲われた事件。ナンシーは怪我を負い大会を欠場、トーニャが優勝を果たすが、事件発生から2週間後にナンシー襲撃の容疑でトーニャの元夫らが逮捕され、トーニャにも疑惑の目が向けられた。その後、トーニャはリレハンメルオリンピックに出場するも、靴紐の不具合などで振るわず8位入賞に終わっている。
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日より全国公開。