ニコラス・ケイジ、園子温監督のハリウッド映画で主演か

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俳優ニコラス・ケイジが、園子温監督の初英語作品『Prisoners of the Ghostland(原題)』で主演を務めるとDeadlineが報じた。現代文明の滅んだ世界が舞台のアクションスリラーで、悪名高い犯罪者が、超常的な闇の世界に連れ去られた少女を救出する物語だという。
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タイトルにある“ゴーストランド”とは、東洋と西洋が交わり、美と暴力が激しくぶつかり合うような世界。ヒーローは邪悪な呪いを解き、その世界に君臨する謎の亡霊たちの魔の手から逃れる必要があるという。アーロン・ヘンドリーと、レザ・セィクソ・サファリが脚本を執筆する。
親日家としても知られ、最近は日本人メークアップアーティストと交際していると伝えられたニコラス。あと数年で引退するとインタビューで語っていたが、その貴重な作品の1つに園が選ばれたことになる。
園は映画『愛のむきだし』で2009年のベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」を受賞、2011年には『ヒミズ』で染谷将太と二階堂ふみに同映画祭日本人初の新人俳優賞をもたらすなど、国際的に知名度が高い。2013年にも『地獄でなぜ悪い』でトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞。近作では『新宿スワン』シリーズや、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演したオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』の「ピアニストを撃つな!」なども監督している。