アリアナ・グランデ、英マンチェスター無差別テロの後に憔悴 マネジャーが告白

アリアナ・グランデのマネージャーが、昨年5月にマンチェスターでのコンサートで起こった無差別テロ後のアリアナの憔悴した様子を語った。コンサート会場で22名が命を落とした惨状を目の当たりにし、アリアナは再び歌うことができるかわからない状態だったという。海外メディアE Newsが伝えた。
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マネージャーのスクーター・ブラウンは「彼女は何日も泣いていました」と語り、「(犠牲者の)名前、顔が伝えられるごとに、彼女はすべての痛みを感じていました」と明かした。
スクーターは予定していたコンサートツアーのキャンセル手続きを進めたが、アリアナはステージに再び上がることを決めたという。アリアナは「スクーター、もし私が何かしなければ私は自分で言っていた“自分”ではなくなってしまうし、亡くなった方の死も無駄になる。元の道にすぐ戻らなくてはいけない」と話したという。
その2週間後、アリアナは先のコンサートでのテロ犠牲者家族支援を目的としたチャリティイベント「One Love Manchester」コンサートを開催。350万ドル(約3億7100万円)を集め、同テロの被害者支援基金「We Love Manchester Emergency Fund」で集まった1300万ドル(約13億7800万円)に貢献した。
また、アリアナはテロの生存者を病院に訪ね、彼らと面会。最初の家族と話した後、彼女は「取り乱していた」とスクーター。「私たちの人生で最も辛い2時間でした」と続けた。テロ後、アリアナはツイッターへの投稿の中で「私たちにできる唯一のことは、これが私たちにどのような影響を与えるか、そしてこれからどのような人生を送るかを選ぶこと」とコメントしている。
アリアナはチャリティー公演での多大な貢献により、マンチェスターの名誉市民の称号を与えられている。また、イギリスの音楽賞「NME Awards」では、2017年における「今年のヒーロー」の1人としてアリアナを選出。同賞は他に、オアシスのリアム・ギャラガーらが受賞している。