池松壮亮、4月新ドラマ『宮本から君へ』主演 新井英樹の人気コミックを実写化

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『愛しのアイリーン』などで知られる漫画家・新井英樹の代表作で、90年代に多くの若者を魅了した漫画『宮本から君へ』が、池松壮亮の主演で実写ドラマ化されることが発表となった。池松は「22歳で原作に出会い、衝撃を受けました。それから宮本浩という人は、僕にとって他のどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした」と原作への想いを語っている。
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本作は1990年から1994年まで、「モーニング」にて連載され、第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した同名漫画を実写ドラマ化。監督は映画『ディストラクション・ベイビーズ』で知られる真利子哲也、主題歌は原作者の新井英樹が大ファンと公言し、主人公の名前がボーカルの宮本浩次から取られているという縁のあるエレファントカシマシが担当する。
大学を卒業して都内の文具メーカー・マルキタの営業マンになった宮本浩(池松)は、未熟で営業スマイルひとつできず、自分が社会で生きていく意味を思い悩んでいた。そんな中、通勤途中で一目ぼれした受付嬢に決死の思いで声をかける宮本。そこから始まる恋模様や数々の人間関係の中で成長し、自分なりの生き方を見つけていく宮本の姿を描く、新米サラリーマンの青春グラフィティー。
主演の池松は「僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2ヵ月間でした。それくらい難易度の高い役でした」と振り返りつつも、作中で坊主になるシーンについては「この作品以外で坊主にする事はよっぽどのことがない限りないでしょう(笑)。自分で言うのもあれですが、思いのほか漫画のキャラクターに似ていて、1人ほくそ笑んでしまいました」と、出演の喜びが垣間見えるコメントを残している。
原作者の新井も「真利子監督、池松くんはじめ役者さんスタッフの方々の熱意、本当にすごかったです。同じ表現者として頭の下がる思いと感謝しかありません」とドラマの感想を述べ、「もう『宮本』はボクのものじゃないと思ってます。原作への思いでいうと撮影現場ではボクが一番外野でしたから。これって幸せな経験ですよ」とメッセージを寄せた。
ドラマ『宮本から君へ』は、テレビ東京系にて4月6日より毎週金曜24時52分放送。