ハーレイ・クイン映画、アジア系女性監督がメガホンか

異色DCヒーロー映画『スーサイド・スクワッド』に登場するジョーカーの“恋人” ハーレイ・クインを中心にしたスピンオフ映画の監督が決まりそうだ。Deadlineによると、米ワーナー・ブラザースとDCエンターテインメントが、短編映画の監督やプロデューサーを務めてきたキャシー・ヤンに白羽の矢を立てたという。
【写真】『スーサイド・スクワッド』フォトギャラリー
契約は固まっていないとのことだが、本決まりになることが見込まれるという。起用になれば、2017年の『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督、『The New Gods(原題)』のエヴァ・デュヴァネイに続いて、DCヒーロー映画でメガホンを取る3人目の女性監督、またスーパーヒーロー映画では史上初のアジア系女性監督になる。
ヤン監督は日本未上陸のインディーズ系映画で北京語の『Dead Pigs(原題)』が高評価を得ている。同作はサンダンス映画祭のワールド・シネマ ドラマ・コンペティション部門で、アンサンブル演技賞を受賞した。ヤン監督は経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの記者だった経歴がある。
ハーレイ・クインを演じ、スピンオフをプロデュースする女優のマーゴット・ロビーが、女性監督の起用を強く望んでおり、ヤン監督のスピンオフ企画のプレゼンが群を抜いてよかったとのことで、今回の起用が実現しそうだ。
タイトル未定のスピンオフはDCコミックスの『Birds of Prey(原題)』をベースにするという。ハーレイやブラックキャナリー、バットガール(バーバラ・ゴードン)などの女性キャラクターが集結して悪と戦う作品だが、ハーレイ以外のどのキャラクターが映画に登場するかは不明。