ぬいぐるみを離さない老にゃんこ 思い出を抱っこして眠る日々

16歳のにゃんこ、フーニーは、いつも大好きなぬいぐるみと一緒だ。飼い主が亡くなり、最近施設で暮らし始めたフーニー。飼い主と暮らした家の匂いがおそらくまだ残るぬいぐるみを片時も離さず、夜には抱っこして眠るのだという。海外メディアthe dodoが伝えた。
【写真】思い出のぬいぐるみといつも一緒の老にゃんこ<7枚>
一旦は元飼い主の娘がフーニーを引き取ろうとしたものの、彼女も彼女の息子も猫アレルギーで結局引き受けることができなかったという。そのため、フーニーはメリーランド州にある動物保護施設に引き取られることになった。
施設を運営するAlley Cat Rescueのコミュニケーション担当者ブリアナ・グラントによると、フーニーはとても元気だが、まだ施設の環境に適応しようとしている段階だという。
「ぬいぐるみに愛着を持っている猫は見たことがありませんでした」「元飼い主の娘さんに写真を見せてもらいましたが、フーニーとこのぬいぐるみはたくさんの時間を過ごしてきました」「大事な支えのようです」とグラント。
現在里親を探しているフーニーだが、老年のためなかなか見つけるのが難しいと言う。グラントは「余生があまり長くない猫との関係を築くことを、困難に感じるのだと思います」「でも里親になった方は、間違いなくフーニーと素晴らしい数年を過ごすことができると思います。本当に優しい猫です」と加えた。