吉岡秀隆、新・金田一耕助に 『悪魔が来りて笛を吹く』7月放送決定
俳優の吉岡秀隆が、NHK BSプレミアムにて放送されるドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』で、金田一耕助役を演じることが発表された。三重県・桑名市に残る文化財級の洋館での撮影を前に、吉岡は「極上の和製エンターテインメントが出来るよう、今は祈るような気持ちです」とコメントを寄せている。
【写真】メガネ姿&ちょんまげヘアの吉岡秀隆
原作は横溝正史の同名小説。旧華族のインモラルでおどろおどろしい人間関係やおごり、それらが生み出した怨念と悲劇を描くサスペンスドラマだ。銀座の有名宝石店で、毒物を使った殺人事件が起きることから物語は始まる。容疑者に目された旧華族の椿英輔は、「これ以上の屈辱に耐えられない」と自殺を遂げた。その無実を信じる娘の美禰子からの依頼を受けた金田一耕助は、椿邸で行われた奇妙な占いに立ち会うが、その夜、館に居候していた元伯爵が殺害されてしまう。事件の捜査を始めた耕助が、予想外の結末を迎える謎を解き明かしてゆく様子を、映画テイストにあふれた2時間のドラマとして描かれる。
かつて渥美清が金田一耕助を演じた『八つ墓村』(1977)が映画デビュー作という吉岡は「私の映画デビュー作が『八つ墓村』で、尊敬する渥美清さんが金田一耕助を演じている事、縁を感じております」とコメント。続いて「事件を解明していく金田一の人柄、人間性のようなものを、吉田(照幸※本作の演出担当)組の現場で一つ一つ金田一のように探究心を持って解明出来れば私なりの金田一耕助が生まれると思っております」と胸中を明かしている。
ドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』はNHK BSプレミアムにて、7月28日21時より放送。