『カルテット』『anone』坂元裕二書き下ろし舞台、豊原功補が演出
俳優の豊原功補が、『カルテット』の脚本で知られる坂元裕二の書き下ろし戯曲『またここか』で演出を手がけることが決定。旧知の仲である豊原と坂元のタッグは、今回が初となり、どんな化学反応が起こるか注目が集まる。
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本作は、ガソリンスタンドを舞台に展開する、男女四人の会話劇。失踪した父親の行方を追う「俺」を中心に、その異母弟、異母弟と同じガソリンスタンドで働くアルバイトの女、読者モデルの女がからみ、奇妙で危うい愛の物語を紡いでいく。
脚本は、2010年に『Mother』で橋田賞、2017年には『カルテット』で芸術選奨文部科学大臣賞放送部門賞など、数々の賞を受賞し、最近では広瀬すず主演のドラマ『anone』を手がけた坂元による書き下ろし。演出を担当する豊原は、2017年、芝居噺『名人長二』で、初の企画、脚本、演出、主演の四役を果たしている。
「俺」の異母弟には、映画『モリのいる場所』やドラマ『スモーキング』などで活躍する若手注目株の吉村界人が扮する。「俺」には、山内ケンジプロデュースの「城山羊の会」などに出演する、劇団東京乾電池出身の岡部たかし。読者モデルの女には、映画『あゝ、荒野』でヒロインを務め、第12回アジア・フィルム・アワード新人俳優賞を受賞した木下あかり。アルバイトの女には、ナイロン100℃で活躍する小園茉奈と、実力派が顔をそろえる。
舞台『またここか』は、9月28日~10月8日まで東京・DDD青山クロスシアターにて上演。