矢口史靖監督、最新作は初のミュージカルコメディ 主演に三吉彩花
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』などの作品で知られる矢口史靖監督が、2019年公開の最新作『ダンスウィズミー』で、初のミュージカルコメディに挑戦することが発表された。主演にはオーディションで選ばれたモデルで女優の三吉彩花がキャスティングされる。
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近年『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』などのミュージカル映画が大ヒットを記録しているが、本作は、年間500本以上も公開される邦画では珍しいミュージカルコメディ。ミュージカルに抵抗感があった矢口監督が『ラ・ラ・ランド』に触発され、自ら脚本を執筆した。
一流商社で働く静香(三吉)は、ある日催眠術師に「曲が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という催眠術を掛けられてしまう。翌日から静香は、携帯の着信音やテレビから流れてくる音、街中で流れるどんな音楽でも歌って踊ってしまう体になってしまった。術を解いてもらうため、催眠術師のもとへ向かうが、そこはなんともぬけの殻。果たして静香は元の体に戻れるのか…。
初めてミュージカル映画に挑戦する矢口監督は「誰もが共通して思っている『なぜ急に歌う!? 踊る!?』という疑問に答える映画を作りたかったんです」と一言。さらに「ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ観てもらいたい映画」と語ると、続けて「観終わって映画館を出る時、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。そんなスーパー・エンタテインメント作品にしたいと思っています」と意気込んだ。
またオーディションを経て主演に抜擢された三吉は「正直信じられない気持ちでした」と驚きをあらわにすると「不安はありますが、まずは自分が楽しむ! そして周りを巻き込む!というのを心掛けてスタッフの皆様、キャストの皆様と最高にハッピーな作品になるように頑張っていきます」と決意を語った。
映画『ダンスウィズミー』は2019年全国公開。