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休業経て40歳になったJ・ハートネット、オーディションで獲得した新作で熱演

映画

映画『マイナス21℃』場面写真
映画『マイナス21℃』場面写真(C)2016 Six Below LLC.All Rights Reserved.

 40歳の誕生日を迎えた7月21日に、主演最新作『マイナス21℃』が日本で封切られたジョシュ・ハートネット。本作の役は、実はオーディションで獲得したもの。かつて名声を手にし、望む役は全て手に入るような立場にあったハートネットだが、自らの意志でハリウッドと距離を置き、映画界から遠ざかっていた過去があった。

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 1998年の映画『ハロウィンH20』でジェイミー・リー・カーティスとのダブル主演で長編映画デビューしたハートネットは、『パラサイト』(同年)、『ヴァージン・スーサイズ』(1999)と出演作を重ね、リドリー・スコット監督の『ブラック・ホーク・ダウン』(2001)で主演に抜てきされるなど、一躍ハリウッドのトップスターに上り詰めた。ところが人気絶頂の最中、彼はハリウッドから距離を置き、俳優活動を休業してしまう。

 突然の出来事に、世間では“消えた”“干された”などの様々な憶測が錯綜。しかし真相は、メディアから追われる生活に心が疲弊し、誰も信じることができない日々が続いたこと、18ヶ月間に渡って地元のミネソタで、映画とは無縁の生活を送っていたことを後のインタビューで明かしている。

 さらに、当時のアイドル的な人気に嫌気がさしていてハートネットは、オファーされていた『スパイダーマン』『スーパーマン』への出演も辞退。自ら役を掴みとらなければならない過酷な環境に身を置くことに。役者としていばらの道を選択したことになるが、後に自身にとってはこちらの方がよっぽど価値があることだったと語っている。

 その後、およそ3年の沈黙を経て映画界へ復帰。10本のインディペンデント映画に参加したのち、ハリウッドへの復帰を果たしている。4月に公開された『オー・ルーシー!』(2018)では、寺島しのぶと共演し話題を集めた。

 オーディションで主演の座を射止めた本作『マイナス21℃』は、元プロアイスホッケー選手でスノーボーダーのエリック・ルマルクが、極寒の雪山で8日間にわたり、食糧なし、装備なしの壮絶なサバイバルを繰り広げた実話を映画化したもの。

 過酷を極めた本作の撮影についてジョシュは「僕らは観客にエリックはどんな人物なのかを知ってもらうために、彼がどんな人生を歩んできたのか伝えなければいけなかったんだ。撮影はかなり過酷だったけど、この役を事実に忠実に演じることから逃げなかったし、それが僕の役目だと思ったんだ」と語っている。ハートネットの演技についてスコット・ウォー監督は「彼の演技が主人公エリックが山で体験した事柄すべてに真実味をもたらしてくれた」と高く評価している。

 休業を経て一段と成長したハートネットの今 後の活躍に注目したい。

 映画『マイナス21℃』は全国順次公開中。

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